父が倒れ人工透析をはじめるまで


病気をしたことがなかったた父が入院したことは、
本人もショックでしょうけど、私たち家族は本当にショックでした。

85歳なんだから当然どこか悪いと分かってっていても、いや父は大きな病気なんてしない、
なんて、あり得ない不確かな思いがありました。

半年前の夏くらいから、毎年夏バテするから大丈夫だと、
とってもげっそりして、体重が減ってきていました。

朝はきちんと起きて、きちんと食事をとる自他ともに認めている神経質な性分ですが、
そのころから、朝から起きられずだらだらとし、
ご飯がずれてくるから夜も遅い時間に食べるようになります。

そして朝をむかえ、朝からおなかがすかないで、またお昼頃に食べたりと、
不規則な生活となり、普段の父らしい生活を送れなくなってきてたようです。

そのころからか、足がパンパンとむくみ、
腎臓が重症だということが看護師をしている家族のものから知ります。

まさかそんなに重症だとは思いたくなかったから
そこまで深刻には考えられなかったと思います。

そうこうして、冬の寒い季節となります。

ちょうど妹が病院に連れていく日だったから、
父はその日具合悪いといい朝から起きることができず、
妹が来る前にくらーっと倒れていることが後からの話でわかりました。

妹は、自分がこなかったら「死んでいた」と、
それからがひどく神経質になり厳しくなりました。

即、かかりつけの大きな病院に連れていき即入院となります。

夏から痩せて体力が落ち、耳の聞こえも悪くなっていきました。

水を体から抜くために、薬も赤い薬で、”強い薬”という意味です。

かなりだるく、きつかったらしいのですが、
その薬で数値もよくなりつつあり、少しだるさも緩和されてきたようです。

でも、やはり透析が必要らしく、話がありました。

父は、透析をするかしないかの選択ができるものとばかり思っていたらしく、
父は今さらそんなものはしなくていいと言っておりました。

現に、なんとなくその辺がアバウトだったように思います。
医者側も透析をした方がいいけど、絶対とは言えない。

しかも入院している今の病院を退院してから、家から通う父の事を思うと、
本当にやっていけるのかと不安ばかりの日々でした。

私たちの方は、父の体力がもつのかと、知らないことに対する恐怖だけがつのり、
どんよりとしていた感覚だけが思い出されます。

年末でなかなかすぐには遠い地の病院まで行けないので、
行ける家族から状況を聞くか、メールのやり取りをして状況確認をしていました。

医者側の話を直接聞くことがなかなかできなかったように思います。

透析は、不純物を除去して、きれいになった血液をまた自分の体にもどすから元気になるよ、と
知りもしないのに、父に言いながら、自分自身に言い聞かせておりました。

ただそれが本当の話で、元気になってくれた父親に感謝しております。





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