介護施設のこと


人工透析のためのシャントを埋め込む手術も終わったから、
もう退院となるのですが、
この寒い年末に一人で一軒家に返すのはとても不安だった私たち家族。

やむを得ず、介護施設にお世話になることになりました。
冬の寒い時期だけはこちらでお世話になろうよ、
お食事を管理してくれるし、お部屋が暖かいし。

本当に、よくして下さるのです。
介護士の方や、看護師の方もいらして、薬も預かってくれて管理をして下さるから安心できたのです。
洗濯や、お風呂も見ていて下さる、ちょっと外出もひとつひとつの動作についていて下さる、、、。

ところが、1週間していってみると、なんだか様子が変。
やはり、一人でお部屋にこもっている。

自分は「こんな老人扱いをされたくない」と言い出す始末。
夜間のトイレに一人で歩いていくのは転倒の危険があるから、
お部屋の中で尿瓶にするように、と言われたと
こんなとこにいたくないと険悪なムードになっていくのです。

ただ、朝から透析に週3回送っていただき、
お食事もあり、ラジオ体操やゲームみたいな頭の体操的なものもあり、
私はそれを見て、わあいい感じよねえ、ありがたいと思っていただけに残念でした。

父から言わせるとどれもこれも押しつけであって、
ついていてくれなくてもいいところまでいる、
などと自身のよろよろの状態をまだ把握できてない様子です。

”暖かくなったら家に帰る”と言い出し、聞かなくなりました。

初めての携帯電話をもたせたのですが、
機械音痴の父が85歳からするにはとってもハードルが高く、
かなりなことでも怒らないようにしてる私たちでも、いらいらが爆発寸前でした。

高齢なんだから新しいものを覚えるのはすぐにはできない、
とわかっていても
ただこれくらいのことがなぜわからない、と 
帰る車の中で深呼吸して我を取り戻していたものです。

今でもですけどね。

その携帯電話も、耳が遠い父が話す声がおおきかったのでしょう、
うるさいから、と取り上げられ、自由を奪われてる感が大きくなり、
ますます”暖かくなったら家に帰る”が現実味を帯びてきました。

当初、個室という話だったのですが、急きょ和室になったのです。
3部屋続きで、ふすまでくぎられているだけで、
話が筒抜けで、それは、落ち着かないことでしょう。




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